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アサクリ企画その③

アサシンクリード・ブラザーフッド

ここからアサクリシリーズは怒涛の外伝?編へと突入する。
 
そして個人的にはこの最強のアサシン、エッツィオ・アウディトーレの外伝(っていうかほとんど本編なんだけどね)にて、アサクリはひとつのゲームとしての極地を切り開いたと思っている。
 
これまでのアサクリはこの真のアサシンクリードをつくるための投資でしかなかった。
 
そういう風に思えるぐらい本作は完成されていた。
 
今回は前作で未熟な発展途上のアサシンだったエッツィオが名実ともに最強のアサシンとなり(御年40歳!)、そしてマスターとなり、配下を引き連れ闘いに赴くのである。
 
闘う相手はこれまた歴史上の有名人、ボルジア家の策謀家、チョーザレ・ボルジアである。
 
読み方を変えればカエサルとなり、かつての英雄の名を冠した男なのである。
 
ホントに歴史上にいた人物で、その時代の寵児である。
 
女傑カテリーナを匿っていたことで拠点を攻撃され伯父をチョーザレに殺されたエッツィオは、彼を暗殺するまでの長い長い闘いに身を投じることになるのであった。
 
舞台はローマ!
 
前回全然見れなかったあのローマが!広大過ぎるため再現できなかったローマが!
 
完全再現されているのである。
 
コロッセオに行けるし、ローマの休日もできるわけである。
 
もうこのコロッセオの再現率たるや、半端じゃないのである。そしてコロッセオの一番高いところから下まで飛び降りたりできたりもする。
 
そう、とびおりである。
 
アサシンクリードではこれをイーグルダイブというのだが、このイーグルダイブはアサシンクリードの醍醐味のひとつで、とにかくめちゃくちゃ高いところに登り、その頂点からイーグルダイブをすると最高に爽快な気分になれる。
 
タマヒュン的な恐怖と、落下する謎の楽しさ。
 
アサクリのシリーズをやるとストーリーの途中でもついつい高い建物を見かけたら飛び降りに行ってしまうぐらいである。
 
さらに今回の舞台、ローマはめちゃめちゃデカイのでなんと馬に乗って移動できるのだ。
 
このお馬さんシステムがまたイイ。
 
自分の好きな馬を決めて、口笛ひとつで呼んでくることができるのである。
 
お馬さんも色んな種類があり、甲冑をまとってるのやら、めっちゃ早いのやらいる。
 
さらに武器は超豊富。
 
大剣をはじめとして、短剣、投げナイフ、仕込み銃、斧、ハンマー、ボウガン、毒、二丁アサシンブレード、煙幕なんでもござれ状態である。
 
やりこみ要素はさらに深く。ローマ中の名所を購入したり、各地の武器屋、仕立屋、絵画屋といった店を復興させ出店させたり、盗賊ギルドや戦士ギルド娼婦ギルドといったギルドをつくれたり……
 
どんだけだよってぐらいに、色んなことができる。
 
仕立屋では服の色を変えられるので、お好みのカラーでプレイできるし、さらには着せ替えも可能で、メタルギアとのコラボによりサイボーグ雷電になれちゃったりする。(但し能力は変わらない)
 
脇を固めるキャラにはマキャベリやらレオナルド・ダ・ヴィンチといった歴史上の人物が出てくる。
 
そしてなんといってもエッツィオがアサシンマスターとなったことで、なんと命を狙われてる人を町中で助けると仲間にできて、アサシンとして使役できるのである。
 
これが超便利でボタンひとつでどこからともなく現れ、対象者を暗殺してくれる。
 
ともすればヌルゲーになりかねないぐらいの便利システムだ。
 
さらに弟子を七人ぐらい育てると、最終奥義矢の雨が使えるようになり、群衆を暗殺できる。
 
このゲームを単なるお手軽なゲームにしていないのは、フル・シンクロの存在である。
 
フル・シンクロとは再現している祖先が行った完璧な行動を、完璧に再現すると獲得できるのだが、
 
これを獲得しようとすると、部下達に頼るわけにはいかなくなるのである。
 
座った状態から対象を暗殺する、とか。
 
空中から暗殺する、とか、状況に応じて課題のようなものが出され、それを忠実に再現しなくてはならないのである。
 
そういうわけで、快適な暗殺環境とチャレンジ的な暗殺環境が両立されており、実にエキサイティング。
 
ついでにレオナルド・ダ・ヴィンチ作の飛行機械も出てきて、爆弾を落として相手を潰したり色々できる。
 
他にも巨大戦車なんかもある。これまたスケッチ通りの出来栄えで、超技術で動いているので、なんかすごい。
 
ミッションの豊富さ、やりこみ要素の豊富さ、武器の豊富さ、街の広さ、どれをとっても随一のレベルで究極の暗殺者体験ができる。
 
ストーリーは難解だが、アサクリ未体験の人には今作、ブラザーフッドを激しくお勧めする。
 
ただしストーリーが気になって過去作に戻ると、あまりにもブラザーフッドの操作系が優れているために地獄を見ることになることは間違いない。
 
ブラザーフッドはこれまでのアサクリの問題点を全て解消し、さらに発展させた作品なもんだから、操作のやりやすさが半端じゃない。
 
さらにさらに今作からはなんとマルチプレイも可能である。
 
対戦形式で行われる暗殺合戦。
 
プレイヤーは本作の主人公デズモンドとアサシンの敵対組織であるアブスターゴ社の社員となって、アニムスに入り、自らアサシンの技術を身につける目的で殺しあいを行うというストーリーもちょっぴり用意されている。
 
戦場となる場所は、モンサンミシェルであったりローマ市内であったりと、
 
これまた歴史的建造物が舞台となる。
 
マルチプレイもなかなか緊張感あふれるシステムで、プレイヤー同士にそれぞれターゲットが割り振られ、町中を群衆に紛れ自分を狙う者から隠れながら自分が狙う相手を探すのである。
 
なのでむやみやたらと走ったりせず、まるでゲーム内のただの群衆のようにふらふらしながらターゲットを探すのである。
 
この緊張感たるや半端なもんじゃない。
 
一瞬でも油断するとやられるかもしれないという状況に常に立たされているのだ。
 
おもしろくないわけがない。
 
というわけで、アサシンクリードブラザーフッドはどこをとってもまったく隙のないゲームだった。
 
それはもう完全完璧なまでに洗練され、磨き抜かれたゲーム性を持っているのである。
 
まあ要するに、アサシンクリードは進化するゲームなのだということである。

以上。
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